◯ ウイルス
SFTSウイルス(Severe fever with thrombocytopenia)の検出【所要時間:約17分】
重症熱性血小板減少症候群の症例血漿検体(イヌ・ネコ)を用い、SFTSウイルス遺伝子をマイクロ流路型遺伝子定量装置 GeneSoC®で検出しました。 【所要時間:約17分】
○ 症例サンプル
- EDTA処理血漿 0.1 mL + DNA/RNA Shield 0.3 mL
- SFTSV陽性検体5検体、陰性検体5検体
○ 核酸抽出
- magLEAD 6gC(プレシジョン・システム・サイエンス株式会社)
○ 使用機器、及び試薬
- マイクロ流路型遺伝子定量装置 GeneSoC®
- GeneSoC® 専用測定チップ
- GeneSoC® RT-PCR Master Mix
- GeneSoC® 専用添加剤
○ プライマー及びプローブ
SFTSウイルス L, M 遺伝子
Sun Y et al. J Clin Virol (2012)
関連製品
※本研究はマイクロ流路型遺伝子定量装置 GeneSoC®を用いて行った研究となりますのでGeneSoC® mini Rでご検討いただく際はご相談ください
○ 測定プロトコール 【所要時間:約17分】
温度(°C) | 時間(sec) | Cycle | |
---|---|---|---|
RT | 42 | 60 | 1 |
HS | 96 | 10 | 1 |
DN | 96 | 4 | 50 |
AE | 60 | 10 |
(所要時間:約17分)
- HS:Hot Start
- DN:Denature
- AE:Annealing / Extension
マイクロ流路型遺伝子定量装置 GeneSoC®により、短時間でリアルタイムRT-PCRを行うことが可能であった
【データご提供】
東京大学 大学院農学生命科学研究科附属動物医療センター 後藤裕子先生