本体機能
- GeneSoC®は防水ですか?
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防水仕様にはなっておりません。
- GeneSoC®の蛍光検出波長を教えてください。
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【励起/検出波長(推奨蛍光色素)】
B蛍光: 470nm / 525nm (FAM) 、G蛍光: 530nm / 630nm (HEX) 、R蛍光: 630nm /670nm (Cy5) - 陽性・陰性対照を測定するにはどうしたらよいですか?
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陽性対照・陰性対照を測定する必要がある場合には、未知検体の測定前に陰性対照・陽性対照の測定を行ってください。新しい試薬に変更する場合には、陰性対照と陽性対照を測定することを推奨いたします。
- 陽性・陰性を判定するための判定しきい値の設定はどうしたらよいですか?
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判定しきい値はプロトコル画面のRGBの各色の > ボタンをタップし、判定しきい値に数値を入力することで設定できます。入力しない場合には判定されません。
- GeneSoC®で検量線を作成するにはどうしたらよいですか?
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GeneSoC®はひとつの検出ユニットで同時に複数の検体を測定できないため、未知濃度の検体を測定する前に、既知濃度の検体を用いて検量線を作成してください。
- GeneSoC®本体でCt値(Cq値)算出は可能ですか?
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現時点では、GeneSoC®本体にはCt値の算出を含めた解析機能はございません。
解析用ソフトウェアに関しては、サポートセンター(0120-952956)までお問い合わせください。 - GeneSoC®に適合するプリンターを教えてください。
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エプソン社のレシートプリンターTM-P20(https://www.epson.jp/products/receiptprinter/tmp20/)を使用してください。他機種での動作は確認しておりません。
- 履歴画面に先月実施した測定履歴が表示されないのですが?
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測定履歴が自動的にアーカイブ(専用保存領域にデータを保存すること)されている可能性がございます。
設定アイコンをタップしてアーカイブ画面に入り、測定履歴を読み出して下さい。
出荷時の自動アーカイブ設定は7日毎になっております。アーカイブのスケジュールは変更できますので、任意の日数に変更ください。なお、日数をゼロにすることで、自動アーカイブ設定が無効となります。 - アーカイブしない場合に、測定データは何測定分が保存できますか?
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測定回数として1万回以上のデータを保存可能です。ただし、読み出しエラーなどが発生する可能性もありますので、一定期間ごとにアーカイブすることをお勧めいたします。
- GeneSoC®の測定データをUSBメモリーに保存する場合のファイル形式を教えてください。
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csv形式で保存されますので、Excelなどの表計算ソフトウェアで解析することが可能です。
csv形式以外での保存には非対応です。 - GeneSoC®のグラフ画面をそのまま印刷することは可能ですか?
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画面印刷はできませんので、csv形式で保存したデータよりグラフを作成してください。
測定操作
- 専用測定チップの区別のために、ラベルを貼ったり、文字を記入しても問題ありませんか?
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チップ上面の黄色の枠内以外であれば、文字の記入やラベルなどを貼っても問題ございません。また、チップ図の下部の通気口上へのラベル貼付は避けてください。
- 測定チップに注入する試薬量の目安を教えてください。
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PCR反応溶液は、15~20μLを注入するようにしてください。
- 測定チップに試薬を注入する時のコツを教えてください。
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測定チップ内に入れたPCR反応溶液に気泡が入ると測定エラーの原因になります。
PCR反応溶液の調製時は、泡立てないように混和してください。マイクロピペットチップを測定チップの試料導入口に、チップが止まる位置まで垂直に差し込み、マイクロピペットのプッシュロッドを第1ストップ位置までゆっくりと押して試薬を注入して下さい。注入後はプッシュロッドを押したままの状態で、測定チップからピペットチップを抜いて下さい。 気泡発生を防止するため、第2ストップ位置まで押しきらないようお願いいたします。 - 測定チップへ試薬を注入したら、すぐに測定した方がよいですか?
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非特異的増幅の発生や試薬の劣化による増幅エラーの原因になる可能性があるため、試薬注入後は可能な限り速やかに測定して下さい。
- 測定チップへ試薬を注入した後に冷凍保存し、解凍してから測定することは可能ですか?
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測定チップの劣化の可能性があるため冷凍保存は避けてください。
また、濡れている測定チップでの測定は故障の原因になるため、必ず水滴を拭き取ってから測定して下さい。 - 測定実施後に反応産物の電気泳動は可能ですか?
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「試料導入口」からマイクロピペット等で吸い出すことでPCR反応溶液を回収できます。
- 測定後の測定チップの廃棄方法を教えてください。
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原理上、感染性はないと考えられます。ご施設の規定に従って廃棄下さい。
試薬
- GeneSoC®で使用可能な市販試薬キットを教えてください。
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現時点では、市販の検出キットでGeneSoC®に適合することを確認している製品はございません。
ただし、酵素とプライマー・プローブが別になっている場合には、酵素を変更の上で、PCR条件を調整することによって使用できる可能性がございます。 - GeneSoC®で使用を推奨するDNA polymeraseを教えてください。
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GeneSoC®では加水分解プローブ(TaqManプローブ)を用いる為、5‘→3’ exonuclease活性を持つ酵素を使用してください。タカラバイオ社のExTaqなどの酵素も使用可能ですが、PCR条件を迅速化しにくいことがあるため、弊社では伸長速度の速い酵素を推奨しています。例えば、タカラバイオ社のSpeedSTAR HS、KAPA BIOSYSTEMS社のKAPA2G等が伸長速度が速く使用可能です。
(参考文献:Anal Bioanal Chem(2016)408:5641-5649) - GeneSoC®で使用するプローブの蛍光色素について教えて下さい。
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GeneSoC®は、励起/検出波長(推奨蛍光色素)として、B: 470nm / 525nm (FAM) 、G: 530nm / 630nm (HEX) 、R: 630nm /670nm (Cy5)の3種の蛍光測定が可能ですので、推奨色素以外の使用も可能です。送液制御のためにG蛍光(HEX)とR蛍光(Cy5)が必要になるため、試薬には必ずこれらの蛍光色素を用いるように設計ください。もし、各色のプローブを使用しない場合は、ROXをReference色素として用いる事で代用可能です。例えば、FAM標識プローブのみを使用する場合には、ROXを1×濃度で添加してください。R蛍光(Cy5)のみ使用する場合にもROXを添加することで測定が可能です。
- インターカレーター法には対応しますか?例えば、SYBR Greenは使えますか?
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現時点でGeneSoC®は融解曲線解析が行えない為、インターカレーター法には対応しておりません。ただし、融解曲線解析を行わないのであれば、いずれかの蛍光(SYBR Greenの場合、B蛍光)を利用して測定することは可能です。この場合にも送液制御のためのReference色素としてROXを加えてください。
- GeneSoC®はOne-Step RT-PCRに適合しますか?
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測定チップ上に逆転写反応に使用する温度帯を設けておりますので、One-Step RT-PCRに使用可能です。
- RNAを鋳型にする場合に推奨する逆転写酵素あるいは試薬キットはありますか?
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逆転写酵素については、One-Step化した場合にBuffer含めて高速化条件に適合する酵素であれば問題ございません。One-Step RT-PCR試薬キットは高速化条件に適合したものであれば活用できる可能性がありますが、現時点では推奨試薬はございません。
- 購入後の試薬作成サポートはありますか?
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試験系の構築は購入されたユーザー様ご自身で実施いただきますが、弊社で経験のある試験条件については情報提供が可能です。また、DNA polymeraseなどの試薬選定についても支援いたします。
メンテナンス
- 使用前にキャリブレーションは必要ですか?
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必要ありません。
- GeneSoC®の清掃方法を教えてください。
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【外装部分】
必ず主電源を切った状態でお手入れしてください。柔らかい布(不織布など)で乾拭きしてください。外装の汚れがとれないときは、薄めた中性洗剤を含ませて、固くしぼった布で拭いてください。
【タッチパネル】
硬い物でこすったり、強い力を加えたりしないでください。汚れが気になる場合、眼鏡拭きのように糸くずの出ない柔らかい布(不織布など)で乾拭きしてください。化学薬品(特にベンジンなどの化学薬品)や洗剤は使用しないでください。 - チップトレイやチップ押さえを消毒してもよいですか?
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汚染除去が必要な場合には、70%(v/v)アルコールを浸した不織布で拭き取りください。拭き取り後は、トレイに水滴が残らないよう乾燥させてから検出ヘッドを閉じてください。UV照射は機器部品を劣化させる可能性があるためお控えください。
なお、チップトレイ内部の清掃時は電源を切り、ヒーター温度が低い状態で実行ください。また、チップ押さえを清掃する際には、空気注入用の針にご注意ください。 - GeneSoC®の動作不良があるのですが。
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GeneSoC®の取扱説明書の「5.保守と点検」の内容をご確認の上、必要に応じてサポートセンター (0120-952956)までお問い合わせください。