GeneSoC® 専用試薬

GeneSoC® PCR前処理キット

GeneSoC® PCR前処理キットMix
研究用

GeneSoC® PCR前処理キットMix GSC-REA-002
製品名 GeneSoC® PCR前処理キットMix
製品コード GSC-REA-002
JANコード 4987060009661
対象検体 鼻咽頭ぬぐい液、鼻腔ぬぐい液、唾液
包装単位 40テスト
(20テスト入りチューブ2本)
貯蔵方法 -20±5℃
有効期間 未設定

形状・構造等(キットの構成)40反応分

GeneSoC® PCR前処理キットMix:2本

全般的な注意

  • 検体は感染の恐れがあるものとして取り扱いに注意し、必要なバイオハザード対策を実施してください。
  • 検体採取の際に発生するエアロゾル等によって、鋳型となるRNAが検査環境中に飛散し、コンタミネーションが発生する場合があります。そのため、検体採取は本製品を扱う部屋とは別の部屋で行ってください。
  • 本製品の使用中は必要に応じて手袋やアイソレーションガウンの着用等でコンタミネーションを防ぐ措置を取ってください。

対象検体

  • 鼻咽頭ぬぐい液、鼻腔ぬぐい液、唾液

製品特性

本製品は、検体中のウイルスから核酸(RNA)を迅速・簡便に抽出する試薬です。
本製品と検体を混合することにより、ウイルスの構造を破壊し、RNAを抽出します。
本製品で処理したサンプルは、以下のGeneSoC®専用試薬(杏林製薬 別売)のRNAテンプレートとして直接使用することができます。

  • GeneSoC®SARS-CoV-2 N2検出キット(体外診断用医薬品)
  • GeneSoC® インフルエンザウイルスA/B検出キット(体外診断用医薬品)
  • SARS-CoV-2 GeneSoC ER杏林(研究用試薬)

各試薬の取扱い説明書・電子添文をよく読んでからご使用下さい。

本製品およびGeneSoC®専用検出キット※を用いたワークフロー
※:「GeneSoC® SARS-CoV-2 N2 検出キット」使用の場合
各試薬の取扱説明書・電子添文をよく読んでからご使用ください。
検体:スワブ懸濁液(鼻咽頭ぬぐい液または鼻腔ぬぐい液を搾取した滅菌綿棒を検体※1に懸濁) または唾液(唾液と検体※1懸濁後の上澄み液) GeneSoC® PCR前処理キットMix 1テスト分(15μL) 5分間室温静置→RNA抽出完了 GeneSoC® SARS-CoV-2 N2 検出キット RNA抽出液(5μL)※2 事前調製1テスト分(合計15μL)→ GeneSoC® miniでの測定  ※1:推奨媒体:1xPBS(-)または生理食塩水  ※2:各ステップ遠心・攪拌を数秒間実施

検体採取・調製方法

鼻咽頭ぬぐい液・鼻腔ぬぐい液

【事前準備】
滅菌綿棒と滅菌チューブに0.7~1mLの媒体を準備

【調製ステップ】
①鼻咽頭ぬぐい液または鼻腔ぬぐい液を採取した綿棒をチューブ内壁に
 10回程度擦りあて、媒体と綿棒を懸濁(懸濁後の綿棒は廃棄)
②チューブを撹拌・スピンダウン(遠心)

攪拌 遠心
唾液

【事前準備】
容量5mL以上の唾液採取容器(滅菌チューブ、必要に応じて滅菌スポイト等)を準備

【調製ステップ】
①容器に唾液を1~2mL程度溜める(被験者が自己採取)
②唾液と同量〜2倍量の媒体にて懸濁
②懸濁液を適量(100〜200μL程度)を滅菌チューブに移す
③チューブを1分以上遠心し、上澄みを使用

※:推奨媒体: 1×PBS(-)または生理食塩水

食事等の後、歯磨きを行った後、30分ほど(最低10分以上)のちに採取する。

使用上又は取扱い上の注意

  • 患者検体の採取/輸送方法については、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針」(厚生労働省)を参照してください。
  • 本製品にて抽出したサンプルは直ちに測定に使用してください。
  • 試薬は指定の貯蔵方法で保存し、凍結融解の回数は必要最低限としてください。
  • 試薬は他のロットと組み合わせて使用しないでください。
  • 鼻咽頭ぬぐい液(綿棒)を懸濁する溶液によってはPCR反応に影響を及ぼす可能性があります。そのため、PBS(-)または生理食塩水以外の懸濁用溶液を使用する場合は、使用するPCR試薬との適合性を事前に確認した上で使用してください。ウイルス輸送液はGeneSoC®専用試薬におけるPCR反応を阻害するため、使用しないでください。